今年も10月に入りましたね。
2018年も残り約3カ月。
真っ青な空の本日は、歴史オタクの
自分も見逃していた「世良田東照宮」に
行ってきました。
場所は群馬県太田市。
群馬県に3年間くらい住んでいながら
知らなかったのは不覚でした。

とても深くて長くなるので、画像に写る
部分だけをその都度紹介していきますので
あしからず。
まずは、正面の門。↘
こちらは、御黒門。縁結び門とも言われる
そうです。

家康公が薨去なされた4月17日に開扉
したと言われているそうです。
日光や久能山と比べるとこじんまりとした
門ですが歴史を感じさせる木の素材や
木の組み方などを見ると日光や久能山と
違った味わいのある門に感じます。

御黒門をくぐると正面に鳥居が現れます。
この鳥居の先には拝殿と唐門、そして本殿があります。

金色のしめ縄が鮮やかで目を奪われます。
この先は拝殿になっているのですが、
拝殿・本殿には右にある建物(授与所)で
拝観料を支払い、授与所の横にある扉から
入ります。

御守や御札もあり、祈祷の受付もしています。
こちらが授与所です。
拝殿への入口は、画像の左。二人のお客さんが入る寸前ですが、そこです。
この扉です。
入る時は、扉を前に押して入りますが、
入った後は、自動?(徳利がぶら下がって
いて重りになっているので勝手に閉まる)で
閉まります。
徳利を使っているのが面白い。
ちょっと画像が前後しますが、
石の鳥居をくぐると葵の御門が眩しい
お賽銭箱があります。
まずはここで二礼二拍手一礼をします。

みました。
拝観料300円を払うとご覧の案内が
配られます。「世良田東照宮のご案内」と
記されたこの案内には、各建物の特徴や
久能山・日光山の東照宮についての
一説などを紹介。一読してから拝観すると
歴史の奥深さに浸れます。
扉から入って最初に出てくるこの
建物。こちらは宝物館という建物です。
その手前には・・・・
こちらの井戸。御供水井戸という井戸。
御宮にお供えする水をこちらで汲んで
いたそうです。
こちら宝物館は、家康公ゆかりの太刀や
鎧をはじめ貴重な品々が展示されています。
こちらは宝物館内にあるここを訪れた著名人の写真。文化人、芸能人、そして皇室の皆様が訪れた時のスナップが飾られています。あっ、マムちゃん(毒蝮三太夫)がいた!
いよいよ拝殿。
葵の御紋を冠した提灯。赤い御紋は初めて見た。すばらしい~。
正面から見た拝殿です。
この拝殿の後ろには本殿があります。
早速、行ってみましょう!!

さすが東照宮と言われる建物です。
当時の 匠の技術の粋がこれを見れば
わかります。
また、この時代までよく保っていますよねえ。補修とか随所に施しているとはいえ、
すごい。さすが重要文化財。

久能山・日光山より派手さはありませんが
充分目を奪われる逸品です。
拝殿の案内板です。
拝殿の内部はこんな感じ。
すいません、ちょっとわかりにくいかも
しれませんがこれがギリギリショット。
拝殿を左からぐるっと後ろに回ります。
すると、現れたのは本殿です。
右の拝殿から石の通路のような道が本殿へとつながっています。
左の石段を上がると本殿です。
こちらも重要文化財です。
行ってみましょう!!
本殿の正面です。
階段を上がってみます。
手前にある門が唐門です。
これも重要文化財。
唐門をくぐり終えて、本殿正面。
こちらの彫刻もすごい。
家康公は鷹狩り好きで有名ですが、
「巣籠りの鷹」といわれる彫刻が
正面の上部にありますが、ぜひこれは
ご自身の目で確認してほしいです。
と、言ってもなかなか行けないという
人のために遠巻きにご紹介。
はっきり見たい人は、ぜひ訪れて下さい。
本殿もややこじんまりとした佇まいの
建物ですが、匠の技術はぜんぜんハンパ
ないです。
徳川将軍家ゆかりの建物には、瓦の丸い部分が
葵の御紋が入ってます。ちょっと画像がボケてて
わかりにくいですが、丸い部分は全て御門です。
平成5年に植樹された樹木です。
皇太子殿下がご来訪されたそうです。
手前にあるのは重要文化財の鉄燈籠。
高さ4m以上の大きい燈籠です。
1618年に作られたそうですが、
その当時としてはかなりの大きさの
燈籠です。
この日は参拝客も平日とあってか、非常に
少なくゆっくりじっくり見学できました。
この場所から写メを撮っている人が多かったです。
正面ですからねえ、やっぱり。
しめ縄のアップ。
金色というか、黄色に近い金色です。
拝殿の左隣にあるのは「境内社」。
開運稲荷社とも言われている神社です。
受付の授与所に行けばお札や御守も
あるみたいですよ。
こちらも祀られている神様にじっくり
お参りしてきました。
さらに左手に進める道があり、行って
見ることにしました。
ここにありました案内図。
どこにあるのか、探してました。
右の立派な樹木は桜の木です。
春は一面桜の淡いピンク色が景色を
彩るとのことです。
桜の木の先は南門です。
南門を出て、右手に行くと立派な
近代的建物があります。
一瞬、高級ゴルフリゾートのクラブ
ハウスか?!と思ってしまいましたが
ここは・・・・
新田荘歴史資料館です。
資料館の入口です。
キレイで結構広い玄関です。
こちらは館内の入場料として大人200円、子供100円が必要です。
館内は撮影禁止!No picture!
ですが、受付前の一部だけ撮りました。
ここ太田市は、古墳や遺跡など貴重な
文化遺産が数多く出土されているそうで
館内には、土偶などの史跡の紹介や
平安時代の源氏の流れを組む「新田氏」の
歴史について、様々な歴史文化財を紹介しています。
資料館の左手に「新田義貞」の銅像が
建ってます。
この新田義貞がキーマン!
それにしてもお金のかかってる建物ですよねえ~。かなりレベル高い。
ちなみに入場料を払うと入場券と
資料館のパンフレットを渡されます。

資料館を出て、東照宮の御黒門まで
戻ってきました。
最後に東照宮の敷地横にあるこちら、
「日枝社」といわれるお社。
もともと日光山にあったこの日枝社は、
ここに移遷されて現在に至るそうです。
現在の建物は、今から5年前の平成25
年に三つ葉葵会という会が修理したもの
とのことです。
いやあ、毎度のことですが、歴史の旅は
1日じゃとても足りないですねえ。
今回はだいぶ端折って見学を終えました。
いわば中学生の修学旅行~。
理解する時間が足りない~。
しかし、訪れた東照宮も日光、久能山、
上野に次ぎ4カ所目となりました。
訪れるごとに思うのは「本当、鎧や太刀が
よく現存しているなあ」という点。
コピーやレプリカの物も一部ありますが、
掛け軸や古文書など、見ていていつも
不思議に感じます。
皆さんにもぜひそんな不思議に浸っていただきたいと
思います。
最後に世良田東照宮の詳細です。
URLです。http://www.net-you.com/toshogu/
駐車場があまり台数がありません。(だいたい10台ちょっと)
土日に訪れる場合は、近隣の地図を確認してから訪れる
ようにした方がいいですよ。
新田荘歴史資料館のURLはこちらです。
http://www12.wind.ne.jp/tomohm/
秋の行楽シーズン、歴史に浸ってみては如何ですか?
(^ε^)v
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